こんにちは。アニメと声優さんが大好きな20代女子、ふーみんです!
明日は声旅イベント♪ 母が「どうしても行きたい!」と言うので、誕生日プレゼントだと思って 一緒に行きますw 昼の部参加だし、日付が変わる頃には帰れるかな(・∀・)
さて、今回も 劇場版全三部作『傷物語』の あらすじを紹介したいと思います。前回は第Ⅱ部の『傷物語 熱血編』について紹介しました。まだ読んでいない方は、第Ⅰ部の『傷物語 鉄血編』と合わせて、ぜひ読んでみて下さい☆
今回は ついにラスト、第Ⅲ部の『傷物語 冷血編』のあらすじを綴っていきます。
それではご覧ください!
☆この記事の内容☆
基本情報
作品概要
映画『傷物語Ⅲ 冷血編』は、西尾維新の代表作『化物語』の前日譚であり、『物語シリーズ』の原点ともいえる小説を、全三部作で映像化した劇場版アニメーションの最終章です。2017年1月6日に公開されました。上映時間は83分。
全国118館で公開され、全国映画動員ランキングでは 初登場にして9位を記録し、1月7日から8日の2日間では興行収入8671万8100円に達しました。
総監督は新房昭之で、西尾維新が手がける『物語シリーズ』を映像化してきました。アニメーション制作も、同じく『物語シリーズ』のアニメ化を一貫して手がけているシャフトが担当しています。
怪異の専門家・忍野メメの助言を得た阿良々木暦は、3人の強敵との戦いに勝ち、美しき吸血鬼・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの四肢を取り戻すことに成功します。しかし、再びキスショットのもとを訪れた阿良々木は、吸血鬼という存在の恐るべき本質を突き付けられます。
阿良々木は 自分のしたことを後悔しますが、そんな彼に 同級生の羽川翼が、あることを提案します。
果たして、阿良々木とキスショットの行く末は?
スタッフ・キャスト
スタッフ
- 原作:西尾維新『傷物語』(講談社BOX)
- 総監督:新房昭之
- 監督:尾石達也
- キャラクターデザイン:渡辺明夫 守岡英行
- 音響監督:鶴岡陽太
- 音楽:神前暁
- アニメーション制作:シャフト
キャスト(声の出演)
- 神谷浩史:阿良々木暦
- 坂本真綾:キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
- 堀江由衣:羽川翼
- 櫻井孝宏:忍野メメ
- 入野自由:エピソード
- 江原正士:ドラマツルギー
- 大塚芳忠:ギロチンカッター
ネタバレあらすじ
Ⅰ部の上映時間は64分で、Ⅱ部が69分、そして、今回の『傷物語Ⅲ 冷血編』は83分と、少しずつ上映時間が長くなってきましたね。こちらの あらすじも、長くなる予感・・・(p_-)
それでは、最終章・第Ⅲ部 結末までの あらすじを、どうぞ ご覧ください!
弱体化していた本当の理由
羽川を人質に取られながらも、ギロチンカッターに勝利することが出来た阿良々木。ギロチンカッターが 本当にキスショットの両腕を返してくれるのか疑問でしたが、忍野の交渉力で、パーツを取り返すことに成功しました。
そして、雨が降る塾廃墟で、忍野は キスショットのパーツを 阿良々木に手渡します。
しかし、これで無事にキスショットの身体のパーツが戻り、彼女に人間に戻してもらえるというのに、阿良々木の表情は冴えません。彼は、吸血鬼ハンターたちに あっさり勝利出来たことが、釈然としないのです。
「僕が強すぎるのか? 相手が弱すぎるのか?」と忍野に尋ねると、彼は両方だと答えました。
だからこそ、阿良々木は疑問でした。彼が強いのは、キスショットの眷属だからです。であれば、3人がかりとはいえ、全力のキスショットが 吸血鬼ハンターたちに 負けるわけがないと疑問を抱きます。
すると忍野は、胸ポケットから キスショットの心臓を取り出し、阿良々木に手渡します。彼は道を歩くキスショットを見て、即座に 強力な怪異殺しである怪異だとわかり、相当苦労して心臓を盗みとっていたのです。
奪われていたのは四肢だけでなく、一番重要な心臓もだったのです。それは弱っていて全力は出せないはずだ と阿良々木は納得します。
その心臓を阿良々木に返した忍野は、借金のことも サービスでチャラにする と言います。そして最後に、「最近お腹は空かないかい?」と問いかけ、「しばらくはこの街にいるから、見かけたら声をかけてくれ」などと言い残して、別れの言葉もなく 立ち去って行きました。
キスショット、完全体
全ての身体のパーツをキスショットに差し出し、ようやく全力に戻った彼女は ご満悦です。心臓を盗んだ忍野を凄腕と認めながらも、身体は元に戻ったので、それ以上は何も気にしていない様子。
阿良々木は、キスショットの四肢を取り戻して 条件を満たしたので、早速 人間に戻る方法を聞きます。キスショットはそれを了承し、「少し話がしたい」と言って、阿良々木を塾廃墟の屋上に誘います。
特に何かを話したい ということではなく、何でも良いから会話を楽しみたい というのが、キスショットの思いでした。しかし、これは やはり語っておく必要がある ということで、1人目の眷属のことを語ります。
その昔、中世の日本を訪れたキスショットは、優れた戦士だった その者を眷属にしました。吸血鬼は300年も生きると、たいてい生きるのに飽きて 自殺を考えるそうです。しかし、彼女の最初の眷属は、吸血鬼になってから たった数日間で、太陽の光を浴びて焼身自殺をしたのだそうです。
そうなると、阿良々木は眷属としては2人目ということですが、「タイプが まるで違う 変なやつだ」と言って、キスショットは笑いました。そして、中身のない話も交えて、お互いに爆笑するほど語りあいます。
阿良々木の中で、それはそれで思い出となりそうでしたが、「そろそろ人間に戻すか」とキスショットは立ち上がります。
しかし、阿良々木が人間に戻れば、もう用が なくなったキスショットは どこかへ行ってしまうのだろうと考えます。急に名残惜しくなり、キスショットに「腹が減ったから コンビニに行ってくる」と言って、ゆっくりと歩き出します。
阿良々木とキスショットの共通点は、吸血鬼であることです。それが失われることに 怖気づいたことや、またきっと どこかへ行ってしまうキスショットの送別会として、阿良々木はケーキや飲み物を買って ゆっくりと帰りました。
しかし、塾廃墟に戻った阿良々木が見たものは、ギロチンカッターを食事する キスショットの姿でした。
取り乱す阿良々木に、キスショットは「ギロチンカッターが執念深く狙ってきたものの、返り討ちにしてやった」と言いました。さらに彼女は、「あの携帯食を持って来なかったのか?」と、羽川のことも食料だとしか思っていなかったのです。
そこで阿良々木は、事態の大きさを思い知らされます。吸血鬼・キスショットにとって、人間は ただの食物なのです。
衝撃の事実
人間を食べては いけないと言う阿良々木ですが、キスショットにすれば それは理解不能でした。食べなければ生きていけない。吸血鬼側の常識では 人間は食べ物で、何の疑問も感じないのです。
阿良々木は キスショットと激しい口論になり、その場を飛び出しました。
キスショットは、羽川のことも携帯食だと思っていました。そして、気づいたのです。自分は四肢を取り返して それをキスショットに渡し、人間を食べる最強の吸血鬼を復活させてしまったのだと。
自分のせいでこうなってしまった、自分が倒した3人の吸血鬼ハンターは、人類を守るために戦っていた などと、体育倉庫に引きこもって 反省と後悔を繰り返します。そして 行き着いた事実とは、自分も吸血鬼で、吸血衝動から人間を食すようになるということです。
そして、阿良々木は この責任を取るため 自分の命を絶とうと思います。しかし、キスショットの件で ここまで巻き込んだ羽川に、このことを伝えなければと思った阿良々木は、携帯電話を見てみます。
以前、阿良々木は羽川の目の前で彼女の連絡先を消しましたが、その消したはずの連絡先が 再度登録されていました。また、羽川が勝手に登録していたのです。いつの間に と思いながらも、阿良々木は羽川にメールをします。
すぐに羽川から返信が来ました。阿良々木のメールで全てを察した彼女の返事は「すぐに行く」でした。
羽川の説得
羽川が到着し 何気ない会話をしていると、彼女は 阿良々木が自殺を考えていることを見抜きます。
「今あることを全てリセットしようと逃げている」と言われた阿良々木は、「自分の責任を取るだけだ」と言い続けますが、羽川は 死ぬのは罪だと諭します。そして 彼女は、阿良々木が見落としていたことに気づいていたのです。
自ら命を絶つよりは、同じ吸血鬼であり眷属である阿良々木が キスショットを止めれば、もっと良い結果になるのではないか と。それを聞いた阿良々木は、キスショットを倒そうと覚悟します。そして羽川は、吸血鬼となった人間が 元に戻る方法を リサーチしていました。
その方法は ただ一つ。主人を打ちのめし、主従関係に害をなした際に 吸血鬼の資格を剥奪されるというものです。
彼女が来るまでは絶望しかなかった阿良々木に、希望の光が差してきました。阿良々木は素直に、羽川という一人の友人を すごいと思うのでした。
キスショットとの対決
キスショットの要求
阿良々木が羽川と一緒にキスショットとの最後の戦いに意気込んでいると、体育館倉庫の外で轟音が響きます。
外に出てみると、キスショットは既に 阿良々木の決意に気づき、競技場の中央に降り立っていました。着地で地面が えぐれています。
冷たい目を向け、「元人間である阿良々木が、それほど怒っている理由は 理解している」と言います。そして、キスショットは改めて自分が人を殺して生きて行くと語ります。その上で、一度だけ頭を下げて「私のもとに帰れ」と言いました。
しかし、阿良々木は断ります。キスショットも、その返答は予想していました。
そして 彼女は、仮に自分でなくても、傷ついた者がいれば、阿良々木は 誰にでも手を差し伸べるであろうと 知っていました。だからこそ、そんな阿良々木の命を奪うことを惜しんでいたとも。
しかし、最強であるが故、一度もフルパワーで戦ったことのない キスショットは、自分の眷属である 阿良々木は 過去最強の相手だから、初めて全力で戦うことが出来て ワクワクしていると言います。
そしてキスショットは、阿良々木には吸血鬼の能力を使うことを認め、自分は 不死力以外の特殊能力は一切使わない、という ハンデを与えてきました。とはいえ、今のところ阿良々木が使える能力は特にないため、普通の肉弾戦になるのでした。
激戦
そして、二人の激しい戦いが始まりました。互いを攻撃する度に、致命傷から一気に回復します。駆けつけて来て、スタジアムの観客席で その戦いを見守っていた羽川も、その様子を直視できず、目と耳をふさぎ、しゃがみ込んでいます。
自分は人間を食すといえど、せいぜい月に一人。それに比べれば、毎日牛や豚などを食べている人間の方が、ずっと貪欲ではないか。自分が食べたところで、人間側に それほどの害はない。キスショットは言い切ります。
それに対して、阿良々木は「それでも人間を食べるから止める。自分は人間だから」と反論します。
この勝負、本当は キスショットが本気を出せば 簡単に勝てるのでしょうが、自分のフルパワーを楽しむため、わざと長引かせているようでした。
羽川の気づき
しばらく戦闘が続いた後、倉庫にいた羽川が「何か見落としている」と言って、戦いの場に乱入してきました。キスショットが いるのに 姿を現した羽川に驚く阿良々木でしたが、キスショットも「やかましいわ!」と、かなり取り乱している様子です。
キスショットは 羽川を黙らせようとして、念力による衝撃波を放ちます。そのとき、阿良々木は思い出しました。彼が ドラマツルギーと戦う前に、キスショットがくれたアドバイス。吸血鬼が吸血鬼に血を吸われると、消滅してしまう ということを。
そして 阿良々木は、キスショットが羽川の言葉に動揺している隙を見て、彼女の喉元に噛み付き 吸血します。キスショットの力を奪う度に阿良々木の体は復活し、反対に キスショットは 再び子供の姿に戻ってしまいました。
本当の思い
自分の敗北を悟ったキスショットは、「最後まで自分の血を吸って命を絶たなければ、いずれ復活して人間を襲うぞ」と言って、阿良々木を挑発します。しかし 阿良々木は、ここまで弱った相手を攻撃できず、「どうやって 僕を人間に戻す つもりだったんだ?」と尋ねました。
そこに羽川が近づいて来て、キスショットは自分が死ぬつもりで、最初から阿良々木を人間に戻そうとしていたのではないかと問い詰めました。キスショットは初めて本当のことを語ります。自分の退屈な人生をどこで終わらせるか、その場所を探していたのだと。
初めて阿良々木と会ったとき、キスショットは四肢をもがれ、助けてくれと喚いていました。それまでは死ぬつもりだった彼女ですが、いざ500年も生きていた自分が いなくなることを知ると、死を恐れてしまったのです。
だからこそ、助けてくれた阿良々木に感謝し、彼が生きられるように自分の眷属にしました。
しかし、一人目の眷属は人間に戻ることが出来ず、自ら死を選びました。そのときの後悔を、同じように人間に戻ろうとしている阿良々木に重ねたのです。そして、わざと負けるつもりで、自分を吸血鬼だと認識させ、阿良々木に敵意を抱かせたのでした。
過去を後悔して、ここが、やっと決めた 彼女なりの死に場所だったのです。
忍野の提案
「そんなことを言って、この男が私を殺せるのか?」と言う キスショットの言葉通り、阿良々木は動揺して、彼女にとどめを させなくなりました。そして、それでも キスショットの本音は、会ったときに見せた姿のように、生きていたいということも理解しました。
進退窮まった阿良々木は、横たわるキスショットに背中を向け、声を張り上げました。そして、どこかで見守っているであろう忍野を呼びます。
すると、その声に応えて 忍野が姿を現しました。
忍野は、ここまでの流れを 全て読んだ上で 動いていたのです。ギロチンカッターにも、四肢が揃ったら、阿良々木が人間に戻るために キスショットと戦うことを、忍野が伝えていたからこそ、両腕を返してくれたのです。
阿良々木が吸血鬼を倒す、それが忍野たち人間側の希望なので、ことは順調に運んでいました。
しかし、羽川がそれに気づいて話してしまったので、阿良々木のキスショットに対する敵意が失くなってしまったのです。羽川に 余計なことをしてくれたな と思う忍野でした。
阿良々木は、忍野に 改めて知恵を貸してくれと頼み、忍野は 前回 チャラにした、500万の報酬で引き受けます。
阿良々木の望みは、みんなが幸せになる方法が知りたいということでした。しかし、忍野は「そんな都合の良い方法が あるわけない」と言います。
そして、それに対する忍野の提案は、みんなが この不幸を少しずつ分け合って、分散させるというものでした。
互いに捧げる人生
忍野は具体的に話し始めました。
阿良々木が ギリギリのところまで キスショットの血を吸って、吸血鬼としての能力を奪います。それにより、キスショットは吸血鬼の抜け殻となり、今後は人を襲うことが出来なくなります。
そして、阿良々木は人間に戻れないため、人間もどきの吸血鬼の如き存在になると言います。吸血鬼の能力は少し残りますが、限りなく人間に近い存在には なるそうです。そして、弱体化したキスショットに、定期的に血を飲ませていかなければなりません。
つまり、阿良々木とキスショットは、残りの人生を、ずっと互いに 捧げ続けなければ いけなくなるのです。
忍野が出したこの提案を、キスショットが受け入れるわけが ありません。ここで阿良々木に殺されたいと願いますが、阿良々木は違いました。キスショットには生きてほしいと思うのでした。
自分はここで消えたい、けれど そうさせてくれない阿良々木を、絶望的な表情で見るキスショット。無様に生き、生きる場所を探してくれ と声をかける阿良々木。そして、阿良々木は結局、キスショットと生きる道を選ぶのでした。
新学期
春休みが終わり、学校に向かう阿良々木は、途中で羽川と会いました。二人は同じクラスになったのです。
阿良々木は、その後のことを羽川に報告します。
彼は日の光を受けられる身体になり、ほぼ人間といっても良い存在になりました。治癒力も高いままですが、いずれは その力も消えることでしょう。
そして放課後、阿良々木は忍野のいる塾廃墟に向かいます。そこには、かつて キスショットと名乗っていた 幼い少女がいました。今では完全に、吸血鬼の成れの果てで、名前も失った存在です。
そして、阿良々木は彼女に優しく微笑み、血を吸わせたのでした。
それぞれが傷ついた、春休みの2週間。そして ここから、物語シリーズは始まるのです。
~Fin~
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は三部作映画の最終章、『傷物語Ⅲ 冷血編』のあらすじを紹介してきました。この記事を読めば、大体の話の流れは つかめると思います。
こちらも、感想の記事は後でアップしようと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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